互いに学び合いながら、共に成長していきましょう。

 

— 代表取締役 小倉清

 

 

― はじめに、貴社の沿革についてお聞かせいただけますか。

 

弊社は1971年(昭和46年)に創業し、創業者の小倉静次郎が社名を「産研レグルス」と命名しました。産業技術を追求する「産業研究」の略と、正確さを大切にするという思いから、獅子座の一等星「レグルス」を含んだ名前にしました。最初は無段変速機の特許を使ってランニングマシンを作ることを目的にしていましたが、販売面の不振から機械の開発を断念し、繊維製品のメーカーに転向しました。1993年には女性向けブランドとしてイメージを合わせるため、「レグルス」の別名である現在の「レオニス」に社名を変更しました。

 

弊社は創業者の思いを受け継ぎ、社会に貢献するための研究を怠りません。初期には繊維工場向け素材を製造することから始め、そのために正確な品質規格と明確な規格表示を設定し、品質管理を通じて顧客に信用を築きました。また、スーパーマーケットの発展に応じて、消費者向けパッケージ商品を開発し、大手の卸売ルートにOEM供給することで販路を拡大しました。

 

1990年以降は、独自性のある自社ブランド商品の開発に注力し、生活便利品シリーズの「レオニス」ブランド商品と、働く女性のためのシャツ「コルレオニス」ブランドを発売しました。2002年からは、インターネット販売にも取り組み、2016年からは欧米向けの越境Eコマースにも取り組んでいます。2021年には、会社設立から50周年を迎えました。次の50年も変化し続けていきます。

 

 

 

― 社長が大切にしておられる経営についての考え方を教えてください。

 

日本の製品は、お客様に寄り添った想いから生み出されます。お客様の暮らしを見つめ、何度も考え抜かれた本当のものづくりの気持ちを伝えて届けることがマーケティングです。 変化の激しい世の中ですから、対応するために常に疑問を持ち続け、学び続けることが大切です。同じことを繰り返すだけでは変化は起こりません。作業ではなく、改善を常に考えて行きましょう。変えられないのは社会に貢献する気持ちです。 私たちは、社会と世界の暮らしに役立つ、有益な企業であり続けたいと考えています。「元気に未来を創る発想工場」とは30年前に私たちが抱いていた企業の想いを表しています。 弊社は、「企業の社会的責任」と「個人のキャリアアップ」を意識し、挑戦者として常に前向きに考えています。

 

 

 

 

― 今後の会社の将来像を描けていますか?

 

弊社は、日本から世界中の人々が幸せになれる越境E-CommerceのB2Bを目指しています。「消費者」と「製造者」を結ぶInformation Technology(情報技術)の活用により、新たなビジネスの流れを創り出していくことを目指しています。

 

 

 

― 社員に求める基本的な価値観やクレドについて、どのように考えていらっしゃいますか。

 

ミッションやバリューで述べているように、私たちは良い働き方、健全な精神、キャリアの積み重ねを大切にしています。それらが共同体である当社の成果につながると信じています。

 

 

 

― 休日をどのように過ごされていますか?

 

休みの日には、登山したり、サイクリングや読書、YouTubeで英語や中国語を学んだりして過ごしています。常に新しいことを始めるのが好きです。 昨年は日常を切り離して静かに自分の時間を過ごせる美術館や博物館巡りが好きになりました。中の島美術館、東京国立西洋美術館、東京都立美術館などがお気に入りです。 昨年の10月から、日曜日は早朝に寺院での坐禅に参加し、午後はMeetupでハイキングに参加するようになりました。 それらの心身ともにリフレッシュできる活動は、日常から切り離して内面を見つめることができる良い機会になりました。

 

 

 

― 社長の愛読書を教えてください。

 

「平家物語」ですね。物語は、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」で始まり、すべてのものははかなく変化していくという無常観が心に残ります。

 

 

 

― ぜひ社長からメッセージをお願いします。

 

ずっと前に「元気に未来を創る”発想工場”」”Energetically Creating the Future”という言葉を考えました。そして、今でもその気持ちは変わりません。 “Energetically Creating the Future”は、自分の未来を切り開くための積極的でダイナミックなアプローチです。これは、物事を実現し、自分の願望を実現するために高いエネルギーと決意を持っていることを意味します。物事が進展するのをただ待つのではなく、前向きな未来を創造することに重点を置く気持ちです。

 

今後も皆様のご支援をお願いします。